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小泉文夫の韓国音楽調査とその音源資料について : 予備的報告
DC Field | Value | Language |
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dc.contributor.author | 植村幸生 | - |
dc.date.accessioned | 2016-10-31T07:39:43Z | - |
dc.date.available | 2016-10-31T07:39:43Z | - |
dc.date.issued | 2016-06 | - |
dc.identifier.citation | 동양음악, Vol.39, pp. 69-94 | - |
dc.identifier.issn | 1975-0218 | - |
dc.identifier.uri | https://hdl.handle.net/10371/98640 | - |
dc.description.abstract | 小泉文夫(1927~1983)は日本を代表する民族音楽学者である。早くから韓国音楽に関心を抱いていた小泉は1972年7月と1978年3月に韓国で音楽調{査を行った。特に1972年調{査では、韓国の音楽学者たちの協力のもと、韓国各地を巡回して訪問しながら、さまざまな音楽ジャンルの録音を果たし、その成果を《アリランの歌》というレコードにまとめた。この調{査では仕事唄とわらべうたが特に重要視されたが、これは韓国音楽のリズムに関する小泉自身の高い関心を反映している。彼は韓国音楽を特徴づける「3分割リズム」が、仕事唄やわらべうたには顕著にみられないことを根拠に、民俗音楽のなかには、労働や動作に付随する「無意識の音楽」と、より独立的で「意識的な」音楽の間に境界があり、韓国では前者が後者へと「発展」する過程で「3分割リズム」が現れると説いた。労働と民俗音楽とのこうした関係は、彼が日本の民謡調{査の経験から得ていた仮説であった。小泉はさらに「3分割リズム」の存在根拠を「騎馬民族」に求める特異な説まで唱えたが、これは韓国の音楽を汎ユーラシア的視点で考察する必要性を主張するための発言と解釈すべきである。小泉が二回の調{査で収録した音源は、東京藝術大学小泉文夫記念資料室に保存されており、そこから小泉の調{査意図を知ることができるが、レコード未収録の音声を分析することで、1970年代韓国における民俗音楽の様相についてより多くの情報を得ることができるだろう。 | - |
dc.language.iso | ja | - |
dc.publisher | 서울대학교 음악대학 동양음악연구소 | - |
dc.subject | 小泉文夫 | - |
dc.subject | 民俗音楽 | - |
dc.subject | 現地調査 | - |
dc.subject | 録音 | - |
dc.subject | 仕事唄 | - |
dc.subject | リズム | - |
dc.title | 小泉文夫の韓国音楽調査とその音源資料について : 予備的報告 | - |
dc.type | SNU Journal | - |
dc.citation.journaltitle | 동양음악(Journal of the Asian Music Research Institute) | - |
dc.citation.endpage | 94 | - |
dc.citation.pages | 69-94 | - |
dc.citation.startpage | 69 | - |
dc.citation.volume | 39 | - |
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